サービスブループリントテンプレート
Miroのサービスブループリントテンプレートを活用して、製品やサービスが顧客に提供されるまでのプロセスを視覚的に理解し、改善点を見つけましょう。
サービスブループリントテンプレートとは?
サービスブループリントテンプレートは、顧客の製品やサービスに対する体験を深く理解し、改善する方法を発見するツールです。
顧客と製品やサービスとの間には、顧客から見える範囲(フロントステージ)と見えない範囲(バックステージ)が存在します。
フロントステージが上手くいっているように見えても、バックステージで課題があれば全体のプロセスの改善が必要となります。
顧客を中心に置きながら、サービスの全体プロセスを1枚図で可視化することができるのがサービスブループリントです。
Miroのサービスブループリントテンプレートは、基礎となるフォーマットが用意されているため、初めて作成する人でも各要素を埋めていくことで簡単に作成をすることができ、自由にカスタマイズすることが可能です。
サービスブループリントとは?
サービスブループリントとは、1984年にリン・ショスタックによって考案されたフレームワークであり、製品やサービスが顧客に提供されるプロセスを可視化するツールとして力を発揮します。
サービスブループリントは、チームが新しいプロセスを設計したり、既存のプロセスを改善する際によく使用されます。
サービスブループリントの作成には、社内関係各所から第三者プロバイダーなど顧客体験に影響するすべてのプロセスと関係者を含む必要があります。
以下でサービスブループリント作成に必要となる5つの要素をご紹介いたします:
物的要素:店舗や、Webサイト、顧客の領収書や電子メールなどがこの要素に含まれます。
カスタマーアクション:ウェブサイトへの訪問、注文、カスタマーサービスに関する質問をここでは指します。
フロントステージアクション:確認メールの送信や、顧客からの質問への回答などのことを指します。
バックステージアクション:ウェブサイトのコンテンツ作成、注文の処理などがここには含まれます。
プロセス:第三者配信システム、ソフトウェアや製品・サービスを提供するサプライヤーなどがプロセスの中に含まれます。
Miro のテンプレートはいつでも自由にカスタマイズすることが可能です。
ニーズに合わせて要素を追加したり、削除したりしましょう。
こんな人におすすめ
製品やサービスの企画開発をする人、サービスの運用改善に関わる人など、製品やサービスと顧客との接点を分析し改善が必要な立場の人に役立ちます。
さらに、自社のサービスと競合他社のサービスを比較したり、自社のサービスのありたい姿と現状のギャップを埋めることなど、様々な目的に使用することができます。
また、具体的に既存プロセスを改善する際には、多くの部署やチームが関わる場合も多いため、チーム間に全体像をシェアする時にもサービスブループリントテンプレートが活躍します。
サービスブループリントテンプレートの使い方
サービスブループリントを作成する際には、2つのポイントがあります。
まずは、時間をかけて確実にブループリントを構築すること。
ふたつ目は、複数人で作成することです。
サービスブループリントは、簡易的に作り運用するのではなく、製品やサービスが顧客に届くまでのプロセスに対する大まかな設計を立て、そこから抜け漏れがないように詳細を詰めていくことが必要です。
そのためにも、一人だけで作成するのではなく、プロジェクトのチームメンバー全員で確認することにより、多角的にプロセスを作成することができます。
1. 顧客シナリオをつくり、カスタマーアクションを記入する
既存のサービスプロセスを分析し、顧客サービスのシナリオの定義から始めることが重要です。どのようなユーザー体験になることが理想なのかを想定しましょう。
可能であれば顧客インタビューを行い、よりリアルなインサイトを収集するようにしましょう。
次に、顧客が取るアクションを時系列でテンプレートに記入します。顧客視点で、ひとつひとつのアクションを漏れなくマッピングします。
2.フロントステージとバックステージのアクションを記入する
カスタマーアクションをマッピングした後は、各アクションから派生するフロントステージ、バックステージ、サポートシステムのアクションを記入しましょう。
ここでは長文での説明を避け、アクションを簡潔に記入します。また付箋やカラーリングでグルーピングすることでプロセスや担当者、システムを区別することができます。
3. プロセスの可視化と、役割と責任の分類をする
各アクションの記入後、フローとして繋がっているところや依存しているところ、ステップを入れ替え改善が必要なところに、矢印や付箋で印を入れていき、プロセスの可視化を行います。
また、顧客が製品やサービスと接するインタラクションの境界線を明確にし、どのフローがどの組織の役割や責任範囲となるのかをクリアにしていきます。
ここまでの制作プロセスをチーム全体で行いながら、サービスブループリントを元にしたサービスプロセスの改善に繋げます。
サービスブループリントとはそもそも何ですか?
サービスブループリントとは、顧客体験を改善する機会を視覚的に特定することに役立つツールです。サービスブループリントを活用することで、顧客と製品やサービスとの目に見えるインタラクション(フロントステージ)と目に見えないインタラクション(バックステージ)、タッチポイントを特定し、カスタマージャーニーを最適化したい場合に欠かせないフレームワークです。
サービスブループリントを使うメリットは何ですか?
サービスブループリントでは、製品やサービスの概要から複雑なステップまで、必要な詳細すべてを1枚の図に示すことができます。プロジェクトチームの全員が、全体像を正しく把握し、各アクションが他の部門や顧客にどのような影響を与えるのかが明確になります。全てが可視化されることで、現在の製品の機能やサービスなどを分析しやすくなり、問題点を発見し、プロセス改善にすぐに取り掛かることができるのがメリットです。
Miroのサービスブループリントテンプレートの特徴は何ですか?
サービスブループリントをゼロから作成する場合、時間がかかってしまいますが、Miroのテンプレートであれば、基本となるフレームを自由にカスタマイズしながら、簡単に作成をすることができます。またオンラインでいつでもどこからでも編集することができるので、簡単にチーム間で共有し、最新の情報を保てることが特徴です。
このテンプレートで作業を開始する
イベント計画用テンプレート
活躍するシチュエーション:
ワークショップ, プロジェクト計画
製品発売、完全リモート会議、マイルストーンイベントを計画している場合でも、イベント計画用テンプレートは、視覚的なチェックリストとしての役割を果たし、その特別な日までに検討する必要がある詳細事項をすべてマッピングします。イベント計画用テンプレートは、イベントのクリエイティブで戦略的なビジョンが詳細事項に埋もれてしまわないようにする適応性の高い方法です。マーケティング計画からアジェンダ、ゲストへの軽食やみやげ品などさまざまなセクションをマッピングすることで、チームは、自分の業務にとって最も重要な内容に集中し、複数部門間にまたがる作業が生じた場合は、必要に応じてコラボレーションすることができます。
PERT図テンプレート
活躍するシチュエーション:
マッピング, 図表作成, プロジェクト計画
PERT(Program Evaluation and Review Technique)図は、プロジェクトを効率的に計画するために非常に便利です。明確なタイムラインの設定や、タスクと依存関係を計画し、プロジェクトを成功に導くための道筋を作りましょう。
投票ゲームテンプレート
活躍するシチュエーション:
ワークショップ, ミーティング, マーケティング
あなたがソーシャルメディアマネージャー、デザイナー、写真が好きなら、Instagram で投票ゲームを見たことがあるかもしれません。このゲームの準備は簡単です。「リンゴ or オレンジ」や「犬派 or 猫派」など、二者択一の質問を列挙するだけです。Instagram ユーザーは、それぞれの質問で好きな方に丸をつけて選択します。すべての質問に回答したら、フォロワーと共有します。この投票ゲームは Instagram で流行りましたが、他のソーシャルメディアプラットフォームや、ウェブサイトやブログでも使用することができます。
プロダクトマーケットフィット(PMF)キャンバステンプレート
活躍するシチュエーション:
マーケットリサーチ, 戦略プランニング, プロダクト管理
プロダクトマーケットフィット(PMF)テンプレートは、プロダクトチームが、製品デザインを提供して、顧客や市場のニーズを満たすのに役立ちます。このテンプレートでは、製品を 2 つの側面から見ていきます。1 つは、製品がユーザーのニーズにどう適合するか、そしてもう 1つは、完全にデザインされた製品が、市場の状況にどう適合するかを確認します。こうした指標を組み合わせることで、顧客が製品を使用し希望する方法から市場需要まで、製品を総合的に理解することができます。顧客と製品品質を並べて比較することで、ユーザーは、製品分野や重要な指標をより深く理解する必要があります。
システム要件定義書テンプレート
活躍するシチュエーション:
製品開発, システム開発, ソフトウェア開発
Miro のシステム要件定義書テンプレートを使用して、システム開発プロセスを効率化しましょう。
機能キャンバステンプレート
活躍するシチュエーション:
Design, Desk Research, Product Management
ユーザーが抱える問題を解決するための新機能を開発する際は、どんな機能がソリューションとして役に立つのか実際に手を付けてリサーチし始めることが一番の近道だと言えるでしょう。しかし、まずはユーザーの問題を理解することが重要です。機能キャンパステンプレートを使用して、ユーザーの問題、ユーザーがその機能を使うシチュエーション、ユーザーに提供する価値について深く掘り下げましょう。このテンプレートでは、ソリューション開発に移行する前に、取り組むべき問題について深く理解することができ、潜在的な死角を予測または特定することができるようになります。