シナリオマップテンプレート
ペルソナが様々な状況で何をし、何を考え、何を感じているのかのガイドを作成しましょう。
シナリオマップテンプレートについて
シナリオマップとは?
シナリオマップは、あるタスクを完了するためにユーザーが取りうるあらゆるステップを概説するプロセスです。一般的なシナリオマップには、各ステップでユーザーが何を考え、何を感じているのかを書き出したメモが含まれています。また、各ステップで重要だと思われるコメント、情報、疑問、仮定、この取り組みの中で生まれたアイデア、提案を含めることもできます。
シナリオマップが活躍するシチュエーション
シナリオマップは、実際に起こったことだけでなく、意図したシナリオや理想的なシナリオ(起こるべきこと)を一緒に概説します。理想的なシナリオを概説するのであれば、プロジェクトのかなり早い段階でユーザーマッピングを行って、ユーザーストーリーやプロダクトマネージャーバックログの作成に役立てるべきです。現状をより詳しく把握するだけなら、ユーザーへの聞き取り調査や観察を行う際のユーザーマッピングだけで十分です。
シナリオマップテンプレートの活用方法
1. まずは、シナリオマップのセッションの目的を説明します。シナリオマップの目標は、ユーザーが何を行うかを把握することで、その方法ではありません。詳細については後で書き出すことができます。このように、前もって期待することを決めておきましょう。
2. 優先的に考慮するユーザーペルソナと、そのペルソナが達成する主要なタスクを特定します。ユーザーに何をしてもらいたいですか?その目標は何ですか?
3. シナリオをコンテキスト化します。ペルソナを具体化し、何をしているのか、なぜそれをするのか、どのくらいの頻度でそれをするのか、などをメモします。詳細にはあまりこだわらないようにしましょう。しかし、次の要素を念頭に置いてセッションを進めることが重要です。
4. ユーザーが取りうる行動をトレースします。サイトにおいてユーザーが取りうるアクションを視覚化します。ユーザーが実行する各ステップで、次の情報を取得するようにしましょう。ユーザーが何をしているのか?このステップで解決が必要な仮定や疑問があるのか?どうすればこのステップはより使いやすくなるのか?
5. ステップをマップ化します。ほとんどの人がマップのステップを左から右に進め、各ステップの下にコメント、アイデア、提案を追加することでしょう。
6. ユーザーのタスクが完了するまでマッピングを繰り返します。
7. 関係者や潜在的なユーザーからフィードバックを集めます。ステップを一通り流して矛盾がないか確認します。不足しているものはありませんか?マップに追加すべきことや提案がないか確認しましょう。
このテンプレートで作業を開始する
クネビンフレームワークテンプレート
活躍するシチュエーション:
オペレーション, 意思決定, 優先順位付け
企業は、多岐にわたる複雑な課題に直面します。時には、こうした課題があると、意思決定者がどこから始めればよいか、どのような質問をすればよいか判断に迷うことになります。クネビンフレームワークは、1999 年に IBM のデイブ・スノーデンが開発したもので、その課題を見極め、適切な対応を見出すのに役立ちます。多くの組織は、このパワフルで柔軟なフレームワークを使用して、製品開発、マーケティング計画、組織戦略時、または危機に直面した場合に役立てます。またこのテンプレートは、そのようなイベントにどう対応するかについて新規採用者に研修を行うのにも最適です。
逆向き解決法用テンプレート
活躍するシチュエーション:
Desk Research, Strategic Planning, Product Management
Amazon は、顧客中心主義を賞賛するという重要な原則に基づいて、逆向き解決法を開発しました。逆向き解決法は、詳細なローロードマップがない製品について考えるためのフレームワークです。プロダクトチームは、お客様の思い描くイメージから製品の発売まで、真に役立つ方法で逆向きに取り組んでいきます。この方法では、新製品や新機能のアイデアを思い付いたメンバーが、その目的をできるだけ明確にする必要があります。アイデアに関するプレゼンテーションで組織のリーダーの賛同を得ることができれば、次のステップとして製品や機能の発売に必要なもののマッピングをチームで行いましょう。
個別グループテンプレート
活躍するシチュエーション:
Education, Team Meetings, Workshops
個別グループで会議を行えば、大人数が集まる会議と比べてチームメンバーが率直な会話を交わし、より親密に連携する素晴らしい機会となります。大規模なグループ設定では、発言しづらいと感じる人もいるかもしれません。個別グループの場合、参加者は安心してアイデアを共有することができます。個別グループはより親密なので、参加者はただその場にいるだけではなく、積極的に会議に臨めるようになります。
ポジショニング戦略用テンプレート
活躍するシチュエーション:
マーケティング, プロダクト管理, デスクリサーチ
ビジネスが成功するかどうかは、参入する市場によって大きく左右されます。従って、製品や計画戦略を構築する前に、ポジショニング戦略の策定をすることをお勧めします。ポジショニング戦略の策定では、参入市場内で自社や自社製品がどのような位置付けを取れるかを「見える化」できるように設計されています。ポジショニング戦略テンプレートでは、製品や市場カテゴリーの定義、ターゲット層や競合他社の特定、主なメリットや差別化の理解など、重要なトピックを検討するよう導きます。
2x2 優先順位付けマトリクステンプレート
活躍するシチュエーション:
優先順位付け, 戦略プランニング, オペレーション
境界を設定し、ToDo リストに優先順位付けし、次はどの機能や修正、アップグレードに取り組むかについて、決定してみませんか?2x2 優先順位付けマトリクスを使って好スタートを切りましょう。リーン優先順位付けアプローチに基づいたこのテンプレートがあれば、達成できそうなことや、成功のために絶対に分けて考えるべきこと(「あっても良い」だけのものに対して)を迅速かつ効率的に判断できる方法を得られます。難しそうに聞こえますね。ところが 2x2 優先順位付けマトリクスの作成は簡単なのです。
製品ツリー管理テンプレート
活躍するシチュエーション:
Design, Desk Research, Product Management
製品ツリー管理(製品ツリーゲームや製品ツリー優先順位付けフレームワークとも呼ばれる)は、プロダクトマネージャーが製品機能の要求を整理し、優先順位をつけるのに役立つビジュアルツールです。このツリーは、製品ロードマップを表し、顧客や関係者から集めたフィードバックの反映をゲーム化し、製品やサービスをどのように成長させ、形づくるかを検討する手助けとなります。一般的な製品ツリーは、4 つの象徴的な要素で構成されます。幹は構築中の既存製品の機能、枝は製品やシステムの機能、根は技術要件やインフラ、葉は製品機能の新しいアイデアを表しています。