リスクマトリックステンプレート
Miroのリスクマトリックステンプレートを活用して、リスクの発生確率と影響度を分類し、対処に優先順位をつけることができます。リスクマネジメントとして、テンプレートを使って事前に対策を整理して準備しておきましょう。
リスクマトリックステンプレートとは?
リスクマトリックスは、確率マトリックス、リスク評価マトリックス、影響マトリックスとも呼ばれ、潜在的なリスクを図に視覚化して、リスク評価を可能にするツールです。
Miroのリスクマトリックステンプレートは、マトリックス作成に必要な要素が用意されたテンプレートのため、すぐに作成を始めることができます。
リスクマトリックスでは、「リスクの発生確率(高いから低い)」と「リスクの影響度(致命的から軽微)」の2軸で構成されており、グリッド上にリスクを書き出した付箋を配置します。
このようにリスクを一面に書き出すことで、直面しうるあらゆる潜在的なビジネスリスクの全容を把握できるだけでなく、緊急性に応じて対処の優先順位をつけることができます。
こんな人におすすめ
どのような仕事でも、起こりうるリスクを事前に想定して、業務改善やサービス改善に繋げることは重要です。リスク管理をする立場の人は、どのような業種でも幅広く活用することができます。サービス業、プロダクトセールス、マーケティングのプランニングなど、多業種多職種で役立ちます。
リスクマトリックステンプレートの使い方
1. リスクをブレインストーミングする
チームメンバー全員とリスクをブレインストーミングして、組織やプロジェクトが抱える潜在的なリスクを洗い出します。次に、各リスクを潜在的な影響度(軽度、中度、重度、致命的)に応じて分類します。リスクマトリックスには様々なスタイルがありますが、一般的に以下の4つの影響度で分類をします。
致命的 / 高優先度のリスク:
最も深刻なリスクです。すぐに対応する必要があります。ほとんどのチームは致命的なリスクを優先的に対処します。
重大リスク:
致命的なリスクよりも、深刻度のやや低い結果をもたらす潜在的なリスクです。しかし、これらも緊急に対処しなければならないリスクとして扱われます。
中程度のリスク:
このカテゴリに分類されるリスクの優先度は高くありません。中程度のリスクは通常、プロジェクト実行中に起こった失敗を乗り越えるための代替案と関連しています。
軽度なリスク:
他のリスクが軽減された後に対処すべきリスクです。
2. マトリックスにリスクをプロットする
チームで定めたリスクの影響度を基にして、潜在的リスクの発生確率を割り出し、マトリックスにリスクをプロットします。
グリッドの右上には、最も発生確率が高く、影響度の大きいリスクがプロットされます。
3. アクション計画の策定と実行
すべての潜在的リスクを発生確率と影響度で評価し終えたら、発生確率と影響度が最も高いリスクを検証し、そのリスクを軽減するための戦略的な計画を策定します。
最終的には、各リスクを検証して、詳細なアクションプランを作成し、今後のプロジェクト管理に反映させることが重要です。
イノベーションワークスペースである Miro ではリスク管理ツールやビジネスフレームワークテンプレートを使っていつでもリスクマトリックスを作成することができます。
アカウント作成も無料でできるので、ぜひ Miro をお試しください。
リスクマトリックスとはそもそも何ですか?
組織やプロジェクトなどで想定されるリスクをマトリックス上で分類し可視化したものです。
リスクマトリックスの読み解き方を教えてください。
リスクマトリックスは、縦軸では発生確率が高くなり、横軸では影響度が高くなります。リスクマトリックスを読むには、左下から読み始めて、最も発生確率が低く、影響度の小さいリスクを確認します。
Miroのリスクマトリックステンプレートの特徴は何ですか?
Miroのリスクマトリックステンプレートには、マトリックスを作成するためのフォーマットが用意されています。そのため、書き出したリスクを、マトリックス上の付箋に書き込み、適切な位置に配置していくだけで、リスクマトリックスを簡単に作成することができます。また、メールやリンクでチームへの共有もすぐに行うことができるため、考えられるリスクの洗い出しや、リスクマトリックスをアップデートしていく際にも管理しやすいというところが特徴です。
付箋を使ってマトリックスを整理する方法を教えてください。
Miro の付箋ツールを使うことで付箋のサイズや色を変えたり、グループ化したりすることでリスクマトリックスの情報をわかりやすく整理することができます。また、情報を更新したいときにも、付箋を動かすだけで簡単に編集することができ、いつでもマトリックス内の情報を最新のものに維持することができます。
ER 図(実体関連図)テンプレート
活躍するシチュエーション:
フローチャート, 戦略プランニング, 図表作成
MiroのER図(実体関連図)テンプレートを活用して、データベース設計を効率的に行いましょう。ソフトウェアやアップデートの実装前に、システム内の要素の相互関係や構造をER図を使って計画することで、設計作業をよりスムーズに進めることができるようになります。
会社組織図テンプレート
活躍するシチュエーション:
組織図, オペレーション, マッピング
Miroの会社組織図テンプレートを活用して、自社や組織の構造を簡単に見える化しましょう。関係を把握することで、プロジェクトをスムーズに進めることができます。
リスク評価テンプレート
活躍するシチュエーション:
Leadership, Project Management, Decision Making
リスク評価マトリックスは、プロジェクトや製品開発サイクルの計画の策定をサポートするシンプルなフレームワークです。発生確率 / 重要度リスクマトリックスとも呼ばれるこのフレームワークを使用することで、発生確率と潜在的な影響度に基づいて、プロジェクトや製品が抱えるリスクにどのように優先順位をつけるかを把握することができます。リスクは、発生確率が低く影響度が軽度の「1:緑色の領域」から発生確率が最高の「10:赤色の領域」にランク付けされます。各リスクにランクをつけることで、対処の優先順位がつけられ、最大の脅威に強力なアクションプランを持って取り組むことができます。リスクを限定して視覚化するグリッドフォーマットは、プロジェクト実行中に直面しうるリスクの低減に寄与します。
ブルーオーシャン 4 アクションフレームワークテンプレート
活躍するシチュエーション:
リーダーシップ, 意思決定, 戦略プランニング
起業家にとって、新しいユーザーをいかに惹きつけ、感動させ、ロイヤルカスタマーに変えていくかは、非常に重要なことです。このテンプレートは、「ブルー・オーシャン戦略:競争のない世界を想像する」の著者がデザインし、あなたとあなたの顧客の価値を最大化するお手伝いをします。このテンプレートの 4 つのステップ(シンプルなカラムに分かれています)を使えば、より革新的な手法で製品を簡単に評価し、本当に重要な分野に投資がなされていることを確認できます。
イベント計画用テンプレート
活躍するシチュエーション:
ワークショップ, プロジェクト計画
製品発売、完全リモート会議、マイルストーンイベントを計画している場合でも、イベント計画用テンプレートは、視覚的なチェックリストとしての役割を果たし、その特別な日までに検討する必要がある詳細事項をすべてマッピングします。イベント計画用テンプレートは、イベントのクリエイティブで戦略的なビジョンが詳細事項に埋もれてしまわないようにする適応性の高い方法です。マーケティング計画からアジェンダ、ゲストへの軽食やみやげ品などさまざまなセクションをマッピングすることで、チームは、自分の業務にとって最も重要な内容に集中し、複数部門間にまたがる作業が生じた場合は、必要に応じてコラボレーションすることができます。
スタートアップキャンバステンプレート
活躍するシチュエーション:
リーダーシップ, ドキュメンテーション, 戦略プランニング
スタートアップキャンバスは、起業家が従来の事業計画よりも堅苦しくない形式で新しいビジネスアイデアを表現し、マップ化するのに役立ちます。スタートアップキャンバスは、新しいビジネスアイデアの長所と短所を判断したい起業家にとって、便利なビジュアルマップです。このキャンバスは、ビジネスアイディアの価値提案、問題点、解決策、市場、チーム、マーケティングチャネル、顧客セグメント、外部リスク、主要業績評価指標を素早く明確化するフレームワークとして使用することができます。成功、実行可能性、ビジョン、顧客にとっての価値などの要素を明確にすることで、起業家は、新しい製品やサービスの存在と、資金提供する理由を簡潔に説明することができます。