RACI マトリクステンプレート
責任を把握することで、適切な相手と適切な会話をすることができます。
RACI マトリクステンプレートについて
RACI マトリクスは、チームが役割と責任を把握し、プロジェクト中の混乱の回避に役立つ強力な管理ツールです。
RACI とは?
RACI は、Responsible(実行責任者)、Accountable(説明責任者)、Consulted(協業先)、Informed(報告先)の略です。これらはそれぞれの役割を表しており、最後 2 つは、プロジェクト中のコミュニケーションスタイルを表しています。
タスクの責任者は誰でしょうか?責任者は、プロジェクト、プロセス、またはその要素の完了に責任を持ちます。
誰が結果やプロセスに責任を持つのでしょうか?説明責任者は、タスクの完了に責任を負う人(部門)のことです。ベストプラクティスとしては、1 つのタスクに 1 人(1 部門)の説明責任者を配置すべきです。このポジションが、プロジェクトを通じてすべての関係者との窓口となります。
プロジェクトに問題が発生した場合は、誰に相談するべきでしょうか?協業先を担当する人または部門が関係者に情報を提供します。関係者が変更の必要を提案したり、問題に直面したりした場合は、協業先に連絡します。
プロジェクトに変更を加えた場合は、誰に連絡するのでしょうか?報告先には常に進捗を伝えなければいけません。報告先の役割は、フィードバックや変更を提案することではありません。一方で、変更、障害、問題、マイルストーンについては、報告先に逐一知らせる必要があります。
RACI マトリクスを使用するメリット
RACI マトリクスには多くのメリットがあります。まず、社員がより深くプロジェクトに関わることができるようになります。チームメンバーは RACI マトリクスの各カテゴリに配置されます。これにより、タスクのオーナーシップやプロセスに関する混乱が軽減されます。メンバーは、期待されることや責任が明確になることで、自分の役割に集中することができます。
2 つ目のメリットは、チームが規模を拡大するのに役立つ点です。RACI マトリックスの各カテゴリに社員を配置すると、新入社員の教育やプロセスの拡張が容易になります。マトリックスを使用することで、新入社員の役割と責任が明確化されるため、より迅速に新入社員を立ち上げることができます。
3 つ目のメリットは、RACI マトリクスを活用することで従業員と経営陣の間で摩擦が生じる可能性を低減することができます。すべての従業員に明確な役割が割り当てられているため、責任の範囲や、質問をするべき相手が明確になります。
4 つ目のメリットは、RACI マトリクスによって組織の効率が向上する点です。RACI マトリクスを記入することで、議題が明確になり、他の会議との重複が避けられます。そうすることで、会議の設定が容易になります。関係者に会議に参加してもらう方がいいのか、他のことに時間を使ってもらう方がいいのか、迷うことなく関係者を会議に招待できるようになります。
ベン図テンプレート
活躍するシチュエーション:
教育, 図表作成, ブレインストーミング
ベン図はビジネス会議やプレゼンテーションで使用される人気の図表です。ベン図は、データや集合項目間の関係を視覚的に表現するためのツールでありブレーンストーミングや、会議、プレゼンテーションで非常に活躍します。ある概念を含む円を描き、その上に別の概念を含む円を重ねることで、円が重なった部分からそのコンセプト同士の類似性を見つけることができるようになります。重なっている部分には、共通点を、重なっていない部分には、相違点を記入しベン図を作成しましょう。
クネビンフレームワークテンプレート
活躍するシチュエーション:
オペレーション, 意思決定, 優先順位付け
企業は、多岐にわたる複雑な課題に直面します。時には、こうした課題があると、意思決定者がどこから始めればよいか、どのような質問をすればよいか判断に迷うことになります。クネビンフレームワークは、1999 年に IBM のデイブ・スノーデンが開発したもので、その課題を見極め、適切な対応を見出すのに役立ちます。多くの組織は、このパワフルで柔軟なフレームワークを使用して、製品開発、マーケティング計画、組織戦略時、または危機に直面した場合に役立てます。またこのテンプレートは、そのようなイベントにどう対応するかについて新規採用者に研修を行うのにも最適です。
チームチャーターテンプレート
活躍するシチュエーション:
チームミーティング, ワークショップ, ミーティング
チームチャーターとは、チームの目的や目標、それらの達成に必要なステップをまとめた文書です。チームチャーターは、すべてのメンバーが集中し、目指すべき方向性を視覚化します。協力して作成したチームチャーターは、メンバーの結びつきを強める有効な手段です。チームチャーターテンプレートは、新しくチームを設立したとき、既存チームに新メンバーを加えたとき、あるいはチームでの在籍期間にかかわらず、改めてチームの連携を強化したい場合に有効なフレームワークです。
プラスデルタテンプレート
活躍するシチュエーション:
ふりかえり, ミーティング, ソフトウェア開発
プラスデルタテンプレートは、グループから問題点を収集するシンプルでありながら強力なツールです。このフォーマットにより、成功したこと、今後繰り返し実施する必要があること、変更していく必要があることに焦点を当てるよう、チームを促すことができます。プラスデルタテンプレートを完成させるには、上手く機能していることや、改善したいことを書き留めるだけです。次に、2 つの別々の列にこうした要素を入力します。プラスデルタを使用して、チーム、関係者、従業員、上司に対して成功事例や習得した知識を紹介することができます。
VOC(お客様の声)テンプレート
活躍するシチュエーション:
マーケティング, デスクリサーチ, ユーザーエクスペリエンス
Miroの VOC(お客様の声)テンプレートを活用して、自社の基準を設定し、カスタマーエクスペリエンスを向上させましょう。
ポジショニング戦略用テンプレート
活躍するシチュエーション:
マーケティング, プロダクト管理, デスクリサーチ
ビジネスが成功するかどうかは、参入する市場によって大きく左右されます。従って、製品や計画戦略を構築する前に、ポジショニング戦略の策定をすることをお勧めします。ポジショニング戦略の策定では、参入市場内で自社や自社製品がどのような位置付けを取れるかを「見える化」できるように設計されています。ポジショニング戦略テンプレートでは、製品や市場カテゴリーの定義、ターゲット層や競合他社の特定、主なメリットや差別化の理解など、重要なトピックを検討するよう導きます。