プロダクトビジョン テンプレート
このプロダクトビジョン テンプレートを使って、ユーザーに価値をもたらし、より優れた製品を開発しましょう。チームが優れたプロダクトビジョン ステートメントを築き上げ、ビジネスとカスタマー エクスペリエンスを向上させるのに役立ちます。
プロダクトビジョン テンプレートについて
製品マネージャーのメリッサ・シルクは、プロダクト マインドセットをプロジェクトに導入し、顧客中心のアプローチで製品開発ができるように、プロダクトビジョン テンプレートを開発しました。このテンプレートは、チームがプロダクト ワークショップを実施する際に役立ち、最終的には、製品の意思決定の指針となる堅実で一貫したプロダクトビジョン ステートメントを作成することができます。
プロダクトビジョン テンプレートとは?
プロダクトビジョン テンプレートは、今後 3 年間の製品ロードマップを想定し、新しい製品機能、アイデア、目標を開発するためのワークショップを実施を支援する優れたツールです。
このテンプレートは、9 つのエリアに分かれています。
課題ステートメント
ターゲットオーディエンス
ニーズ
機能
独自の価値提案(UVP)
目標と指標
顧客の声
経験の原則
プロダクトビジョン ステートメント
テンプレートには、リモートやハイブリッド環境でワークショップを実施するための進行のヒントや、その他のリソースも含まれています。
プロダクトビジョン テンプレートのメリット
プロダクトビジョン ボードは、ユーザーを中心に据えたプロダクトの議論を促進し、ユーザーに価値をもたらす優れた戦略を可能にするツールです。プロダクトビジョン ワークショップ実施すると、以下のことが可能になります。
製品のスコープやタイムフレームの調整。
製品コンセプトの検討。
新機能のアイデアの検討。
3 年間の全社的なプロダクトビジョンの定義。
プロダクトビジョン テンプレートの使い方
プロダクトビジョン テンプレートを選択し、ワークショップボードに追加します。それから、以下の手順に従ってください。
ワークショップの進行
ワークショップの前に各自でブレインストーミングを行い、アイデアを事前に追加してもらいます。そうすることで、、グループ思考によるバイアスを防ぎ、セッションにアジリティを加えることができます。
ブレインストーミングの後、アイデアを分類し、ボードにアフィニティ図テンプレートを追加します。
ワークショップを始める前に参加者とボードを共有し、セッションを始める前に十分な時間をとってボードに目を通してもらいます。
キャンバス
プロジェクトビジョン キャンバスの 9 つのセクションを以下に示します。
問題:どのような問題を解決しようとしていますか?
ここでは課題ステートメントを作成します。ボード上のテンプレートに従って、課題ステートメントを作成しましょう。
オーディエンス:どのようなお客様の問題を解決していますか?
誰があなたの製品を使うのでしょうか?ペルソナまたはアーキタイプを 2 つ指定します。必要に応じてバイヤーペルソナテンプレートを使用します。
ニーズ:オーディエンスは何を必要としているのでしょうか?
ここではジョブ理論のフレームワークを使用します。
機能:これらのニーズを解決する機能とはどのようなものなのでしょうか?
チームでブレインストーミングを行い、ユーザーのペインポイントを解決する機能を書き出します。
UVP:あなたの製品のユニークな点は何ですか?
競合製品の分析を手元に置いて、自社製品が際立っている点を明確にしましょう。
指標:どのようにして成功を判断するのでしょうか?
製品が成功を収めているかどうかを判断する基準を規定します。
VoC(Voice Of the Customer:お客様の声):満足しているユーザーはどのように見えるのでしょうか?
ユーザーペルソナテンプレートを使用して、理想的な顧客の状態を定義します。
経験:製品体験のコアバリューとは何でしょうか?
ブランドプロポジションやリサーチ、その他のビジネスニーズやポジショニングを理解するのに役立つあらゆるアーティファクトを活用します。
プロダクトビジョン:製品の目指すところと、表現したいものを教えてください。
野心的でありながら、実現可能なプロダクトビジョン ステートメントを書き出しましょう。ここでは、製品の背後にある「なぜ」に答える必要があります。
ワンポイント アドバイス:
ビジョンボードの作り方については、テンプレートの進行をご覧ください。
ユーザーリサーチと改良を施した後、2 回目のワークショップを開催します。
フィードバックの提供を依頼し、そのボードをチームで共有します。そうすれば後でそのボードを参照することができます。
どのようにしてプロダクトビジョン セッションを開始すればよいでしょうか?
プロダクトビジョン セッションを円滑に進める際には、全員が事前準備を行っていることを確認し、このワークショップを実施している間に機敏に作業できるようにします。事前にボードを共有しておくと、セッションを実施する際には、小グループに分かれて、ブレーンストーミングやアイデアを議論することができます。ワークショップの結論に達するまで、各テンプレート セクションではこのプロセスを繰り返します。アイデアを自由に追加し、成果物を使用してワークショップをより良い方向に導くことができる安全な空間を作ることで、セッションの目指す成果を達成することができます。
製品ビジョンステートメントの定義と作成には、どのチームが関与すべきですか?
製品所有者として、直属のチームを巻き込んで製品ビジョンステートメントを作成します。他のマーケティング、ブランド、開発関係者もコンサルタントとしてワークショップに参加できます。
このテンプレートで作業を開始する
グロースエクスペリメントテンプレート
活躍するシチュエーション:
Leadership, Desk Research, Strategic Planning
多くの野心的な企業が未来を見据え、成長を目指しています。しかし、成長のための決断は、リスクとコストのかかる大きな賭けとなる可能性があります。だからこそグロースエクスペリメントが非常に有効なのです。グロースエクスペリメントは、6 つの体系的なステップで構成され、最も効果的な戦略の把握、それらの収益への影響、過去の取り組みとの比較を提供します。ビジネスの拡大に完全にコミットする前に、その戦略をテストすることで、時間、リソース、資金の大幅な節約につながります。
製品ツリー管理テンプレート
活躍するシチュエーション:
Design, Desk Research, Product Management
製品ツリー管理(製品ツリーゲームや製品ツリー優先順位付けフレームワークとも呼ばれる)は、プロダクトマネージャーが製品機能の要求を整理し、優先順位をつけるのに役立つビジュアルツールです。このツリーは、製品ロードマップを表し、顧客や関係者から集めたフィードバックの反映をゲーム化し、製品やサービスをどのように成長させ、形づくるかを検討する手助けとなります。一般的な製品ツリーは、4 つの象徴的な要素で構成されます。幹は構築中の既存製品の機能、枝は製品やシステムの機能、根は技術要件やインフラ、葉は製品機能の新しいアイデアを表しています。
機能検査テンプレート
活躍するシチュエーション:
Desk Research, Product Management, User Experience
新機能を追加するか、既存機能を改善するか、製品を改善するには 2 つの方法があります。どちらを選ぶべきでしょうか?機能検査はこの決断をサポートします。この使いやすく強力なプロダクト管理ツールを使用すれば、あらゆる機能を検査する方法を見出すことができます。検査結果をまとめ、単に機能していない機能について詳細な議論をすることができます。これにより、機能の認知度や利用頻度を高めるような対応を取るべきか、機能を完全に削除するべきか、決断することができます。
ブレインライティングテンプレート
活躍するシチュエーション:
Education, Ideation, Brainstorming
ブレインストーミングは、アイデア出しの大部分を占めています。しかし、参加者全員がブレインストーミングの場ではっきりと発言すること、つまり声を大にして意見を述べ他の人のアイデアをベースにして考えるといったことが得意なわけではありません。ブレインライティングは、クリエイティブな思考を持った内向的な人のための素晴らしい解決法です。このアプローチとテンプレートは、参加者にアイデアを静かに振り返って書き出してもらうことを促します。そして、他の人にそのアイデアを読んでもらい、それに書き加えるのです。そうすることで、はっきり発言する数人からだけではなく、参加者全員からクリエイティブなアイデアを得られるようになります。
RICE 優先順位付けテンプレート
活躍するシチュエーション:
優先順位付け, 戦略プランニング, プロジェクト管理
製品ロードマップを作成する際、道に迷ってしまうことがよくあります。RICE とは、Reach(リーチ)、Impact(インパクト)、Confidence(信頼度)、Effort(労力)の略語で、アイデアの評価と優先順位付けを行うのに役立ちます。顧客を喜ばせる新しいアイデアをブレインストーミングするというのはやりがいのある仕事ですが、過度な期待が伴うものです。チームは、過度な期待に気づかないまま、最も魅力的なアイデアに飛びついてしまうものです。RICE フレームワークを活用することで、各プロジェクトの可能性を慎重に検討し、その実現可能性を評価することができます。
アプリ用ワイヤーフレームテンプレート
活躍するシチュエーション:
UX デザイン, ワイヤーフレーム
アプリを作成してみませんか?アプリの機能やユーザーの利用法について頭の中で想像してみるだけではなく、ワイヤーフレームを使って実際に見てみましょう。ワイヤーフレームは、各画面の基本的なレイアウトを作成する手法です。理想的にはアプリ開発の早期段階でワイヤーフレームを使用すると、各画面の機能を確認できるようになり、開発に携わる関係者からの賛同を得やすくなります。デザインやコンテンツを加える前にそれが達成されるため、時間と費用の節約になります。また、ユーザージャーニーという観点から考えることで、より説得力があり成功するエクスペリエンスを提供できるようになります。