リーン UX キャンバステンプレート
Miroのリーン(Lean)UXキャンバステンプレートを活用して、製品のビジネス面とユーザー面を明確に分析し、課題を紐解きましょう。
リーンUXキャンバステンプレートとは?
リーンUXキャンバスは、仮説と実験によってビジネス上の問題を分析し、解決することを支援するツールです。
リーンUXキャンバスは、成果の量ではなく体験に重きを置いているため、チームはビジネス検証の早い段階で、リーンUXキャンバスを活用しながらブラッシュアップを行っていくことができます。
また、リーンUXキャンバスは、何を、何のために、誰のために構築しているのか、といった全体像を示すことができます。
製品の潜在的に弱い部分を迅速に特定・修正し、ビジネス上の問題を解決することで、重要な改善をスピーディーに行い顧客中心の製品を生み出すことをサポートします。
こんな人におすすめ
リーンUXキャンバスは、プロジェクトのリサーチ、デザイン、プランニングに有効で、特に初期段階のアイデアを広げているフェーズにおいてその力を発揮します。
新規事業開発者やマーケティング担当など、仮説検証を重ねてビジネスを作っていく場面で役立ちます。
リーンUXキャンバステンプレートの使い方
1. リーンUXキャンバスの8つの要素を確認する
リーンUXキャンバスは、以下の8つの主要な要素で構成されています。各項目の内容を確認しましょう。
① ビジネス上の問題:
ビジネス上の問題とはどのようなものか書きましょう。
② ビジネスの成果:
問題が解決したことを確認するには、どのようなユーザーの行動の変化に着目すれば良いか、書きましょう。
③ ユーザーと顧客:
どのようなユーザーと顧客を優先すべきなのか、書き出してみましょう。
④ ユーザーのメリット:
ユーザーはどのような目標を達成しようとしていて、どのような問題を解決しようとしているのか想像して書いてみましょう。
⑤ ソリューションのアイデア:
ターゲットユーザーが目標を達成するために必要な製品、機能、拡張機能を列挙してください。
⑥ 仮説:
② から ⑤ を踏まえて「ユーザーYが機能AでメリットZが得られれば、ビジネス成果Xが得られると考える」というような仮説を立ててみましょう。
⑦ 仮定:
仮説を実現するために実行する必要がある最も重要な仮定とは何でしょうか?何を持って仮説が誤っていると判断するのでしょうか?仮説が崩れる原因は何か?考えられるものを書きましょう。
⑧ 実験:
仮説を検証するために必要な実験が何か、ブレインストーミングし書き出しましょう。
2. リーンUXキャンバスに書き込んでいく
テンプレート上にある番号順に、左上のビジネス上の問題から書き込んでいきます。
ユーザーに関する象限は、ユーザーインタビューや調査結果などを集めて活用しながら記入しましょう。
その際、Google DriveやSketchなどの外部ツールとも統合されているため外部データもMiro上に取り込みやすく、シームレスに作業を進めることが可能です。
3. 全てを書き込み、分析と改善を行う
全ての象限を埋めて、各象限を確認し分析します。
ユーザーの象限で明らかになったニーズを改めて確認したり、ビジネスの象限で提起した仮説を検証していくことで、リーンUXキャンバスを活用したブラッシュアップを行うことが可能です。
イノベーションワークスペースである Miro では UX デザインツールを使って、いつでもプロジェクトのニーズに合ったリーンUXキャンバスを作成することができます。
アカウントの作成も無料でできるので、ぜひ Miro をお試しください。
ウェブサイト用フローチャートテンプレート
活躍するシチュエーション:
Flowcharts, Mapping, User Experience
サイトマップとしても知られるウェブサイト用フローチャートでは、現在または今後作成するウェブサイトの構造や他のページのマッピングができるようになります。また、フローチャートを使用すれば、チームは今後のコンテンツに関して把握している情報の差を明らかにすることができます。ウェブサイトを構築する際に、ウェブコンテンツに関連するキーワードに基づいて、各コンテンツがユーザーに正確な検索結果を提供できるようにする必要があります。プロダクトチーム、UX チーム、コンテンツチームは、フローチャートやサイトマップを使用して、ウェブサイトに含まれる内容をすべてを理解し、コンテンツの追加や再構築を計画して、ウェブサイトのユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。
リサーチデザインテンプレート
活躍するシチュエーション:
デザイン思考, デスクリサーチ, UX デザイン
デザインリサーチマップは、リサーチ方法において考え方とアプローチという 2 つの重要な共通部分の関係を示すグリッドフレームワークです。デザインリサーチマップでは、チームやクライアントに、生成的なデザイン思考を使用して新しいビジネス戦略を立てるよう促します。このフレームワークは元々、学者のリズ・サンダース氏によってデザインされ、リサーチとデザイン手法間の混乱や重複の問題を解決することを目的としています。チームが問題解決モードまたは問題空間定義モードのどちらであっても、リサーチデザインテンプレートを使用すれば、多くの無関係な業務における共同価値を検討するのに役立ちます。
製品ツリー管理テンプレート
活躍するシチュエーション:
Design, Desk Research, Product Management
製品ツリー管理(製品ツリーゲームや製品ツリー優先順位付けフレームワークとも呼ばれる)は、プロダクトマネージャーが製品機能の要求を整理し、優先順位をつけるのに役立つビジュアルツールです。このツリーは、製品ロードマップを表し、顧客や関係者から集めたフィードバックの反映をゲーム化し、製品やサービスをどのように成長させ、形づくるかを検討する手助けとなります。一般的な製品ツリーは、4 つの象徴的な要素で構成されます。幹は構築中の既存製品の機能、枝は製品やシステムの機能、根は技術要件やインフラ、葉は製品機能の新しいアイデアを表しています。
ポジショニング戦略用テンプレート
活躍するシチュエーション:
マーケティング, プロダクト管理, デスクリサーチ
ビジネスが成功するかどうかは、参入する市場によって大きく左右されます。従って、製品や計画戦略を構築する前に、ポジショニング戦略の策定をすることをお勧めします。ポジショニング戦略の策定では、参入市場内で自社や自社製品がどのような位置付けを取れるかを「見える化」できるように設計されています。ポジショニング戦略テンプレートでは、製品や市場カテゴリーの定義、ターゲット層や競合他社の特定、主なメリットや差別化の理解など、重要なトピックを検討するよう導きます。
アプリ用ワイヤーフレームテンプレート
活躍するシチュエーション:
UX デザイン, ワイヤーフレーム
アプリを作成してみませんか?アプリの機能やユーザーの利用法について頭の中で想像してみるだけではなく、ワイヤーフレームを使って実際に見てみましょう。ワイヤーフレームは、各画面の基本的なレイアウトを作成する手法です。理想的にはアプリ開発の早期段階でワイヤーフレームを使用すると、各画面の機能を確認できるようになり、開発に携わる関係者からの賛同を得やすくなります。デザインやコンテンツを加える前にそれが達成されるため、時間と費用の節約になります。また、ユーザージャーニーという観点から考えることで、より説得力があり成功するエクスペリエンスを提供できるようになります。
UX プロジェクトキャンバステンプレート
活躍するシチュエーション:
マーケットリサーチ, UX デザイン, ユーザーエクスペリエンス
このプロジェクトキャンバスは、アレクサンダー・オスターワルダー氏の 2005 ビジネスモデルキャンバスからインスピレーションを得たもので、チームは UX とデザインプロジェクトの全体像を視覚化することができ、重要なデータをすべて保管できる便利な構造を提供します。この革新的なツールにより、アイデアをプロジェクト計画に変換し、コラボレーションとコラボレーター間のコミュニケーションを促進することができます。Miro のプロジェクトキャンバスは、他のモデルとは異なり、シンプルなインターフェースです。そのため、従業員は簡単に使い方を習得して、すぐに使い始めることができます。