リーンコーヒーテンプレート
Miroのリーンコーヒーテンプレートを活用して、議題に縛られない自由なスタイルの会議を自信を持って開催しましょう。
リーンコーヒーテンプレートとは?
リーンコーヒーとは新しい会議のスタイルを形作る手法です。このスタイルの目標は、参加者全員のスキル、リソース、時間を最大限活用することです。リーンコーヒーでは、会議を「話すべきこと、話すこと、話したこと」の 3 つのステージに分けます。これにより、会議が1つの議題や1人の声に支配されるような事態を避け、様々な視点の意見が聞けるようになります。リーンコーヒーの取り組みは、ブレインストーミングや振り返りに役立ちます。このようなセッションは、10人以下の少人数で行うのに適しており、初回はお試しで行い、必要があれば定期的に行っていきましょう。リーンコーヒーは、教育ツールとしての活用も期待できます。チームの中には、アジャイルやスクラムのような企業の開発手法に慣れていない人もいるかもしれません。そのような場合、リーンコーヒーに「ライトニングトーク」を取り入れることで、会議の本質を全員で素早く共有できます。
こんな人におすすめ
リーンコーヒーテンプレートは様々な職種、役職の方におすすめです。特に役職の上下関係なく、フラットに意見を吸い上げたいような場面で活躍する手法です。マネージャーやチームリーダーが、チームミーティングで活用したり、プロジェクトマネージャーがチームの振り返りで活用したりすることができます。
リーンコーヒーテンプレートの使い方
1. 議論したいトピック洗い出します
議論したいトピックを全員にテンプレートの付箋紙に書き出してもらいます。分かりやすくするため、トピックは、簡潔で要点を押さえるようにします。大まかな「テーマ」だけを持つ参加者がいれば、具体的なアイデアを掘り下げたい参加者もいることでしょう。リーンコーヒーならどちらも歓迎です。
2. 投票によってトピックに優先順位をつける
絵文字を使って、好きなトピックに投票します(1人2~3票)。トピックに分けて票を投じても、1 つのトピックに複数票を投じてもかまいません。投票は3分以内で行います。カウントダウンには、Miroのタイマー機能をご利用ください。
3. タイマーをセットし、ディスカッションを開始する
参加者は人気のあるトピックから議論を始めることができます。議論するトピックを推した参加者には、そのトピックをより深く掘り下げるチャンスがあります。
4. そのトピックについて「議論を継続する/しない/どちらでもない」の多数決をとる
議論開始の8分毎にこの投票をして、議論を継続するか、次のトピックに移るかを決定します。必要に応じてこれを繰り返します。誰もが会議に貢献して参加できるように、制限時間内で話し合うことが重要です。別のトピックに移動する際は、コラム・列も更新します。参加者全員が議論中のトピックを把握できるように、ファシリテーターを決めて、トピックに「議論中」または「議論済み」の付箋を表示するようにしましょう。
5. 会議を閉会し、参加者全員から意見をもらう
リーンコーヒーの最後の5分間は残しておき、参加者に会議で学んだことや重要なポイントを聞いて、全員で共有します。参加者の多くがリーンコーヒーをまたやりたいようでしたら、次回の日程を設定します。
イノベーションワークスペースである Miro ではアジャイル開発ツールやアジャイル開発テンプレートを活用して、いつでもリーンコーヒー手法を実践できます。
アカウント作成も無料なので、ぜひ Miro をお試しください。
なぜリーンコーヒーと呼ぶのですか?
リーンコーヒーという言葉は、リラックスした雰囲気の中で効率的な会議という印象を与えます。「リーン(Lean)」とは無駄な時間をかけないという意味で、「コーヒー(Coffee)」とはのんびりと楽しめるという意味です。リーンコーヒーは、参加者をアジェンダで縛ることなく、構造化されたディスカッションの場をつくります。どのようなトピックであっても、リーンコーヒーは全員が自分の関心や懸念について話し合えるようにデザインされています。
リモートでもリーンコーヒーはできますか?
Miroのリーンコーヒーテンプレートを活用することでスムーズに実施することができます。コラボレーティブ・ワークスペースを使って、参加者全員が同じホワイトボードを見ることができるようにしましょう。また会議の前に、付箋の作成方法や絵文字を使った投票方法を全員に案内をしておきましょう。こうすることで、有効に議論の時間を活用することができます。
Miroのリーンコーヒーテンプレートは無料ですか?
Miroではテンプレートを使用してリーンコーヒーを無料で作成することができます。無料アカウント作成の際にクレジットカードの登録も必要ありません。このページ内の「テンプレートを使う」から、または、Miroボード内のテンプレートライブラリからボードに追加できます。初めてリーンコーヒーを実施する場合でも、テンプレートを活用することで簡単に始めることが可能です。
リーンコーヒー形式のメリットは何ですか?
リーンコーヒー形式には以下の3つのメリットがあります。 ・参加者の興味が強いトピックを網羅的に話せる。 ・アジェンダない会議でも時間を有効活用できる。 ・個人の興味とチームの興味を分けられる これらのメリットを最大限に引き出しながらリーンコーヒー形式を実践しましょう。
顧客接点(タッチポイント)マップテンプレート
活躍するシチュエーション:
Desk Research, Product Management, Mapping
お得意様を引き寄せ、引き留めておくには、顧客のペインポイント、要望、ニーズを理解することから始めなければなりません。顧客接点(タッチポイント)マップは、サービスの登録からサイトの使用、製品の購入まで、顧客がたどる道筋を見える化することで、それを理解するのに役立ちます。また、2 人として全く同じ顧客はいないので、CJM を使用すれば、製品にたどり着くまでの複数の道筋を立てることができます。すぐに、そうした行動を予測し、あらゆるステップで顧客を満足させることができます。
プロダクトキャンバステンプレート
活躍するシチュエーション:
デスクリサーチ, UX デザイン
プロダクトキャンバスは、製品がどんなもので、戦略的にどのように位置付けられるかを伝える、簡潔でコンテンツが豊富なツールです。プロジェクトキャンバスは、アジャイルと UX を組み合わせることで、ペルソナ、ストーリーボード、シナリオ、デザインスケッチ、その他の UX 成果物でユーザーストーリを補います。プロダクトキャンバスは、プロダクトマネージャーがプロトタイプを定義するのに役立つので、便利です。プロダクトキャンバスの作成は、見込み客、解決する必要がある問題、基本的な製品機能、検討する価値がある高度な機能、競争優位性、製品から得られる顧客の潜在的な利益を判断する上で重要な最初のステップです。
STAR テンプレート
活躍するシチュエーション:
戦略プランニング, 優先順位付け
STAR とは、Situation(状況)、Task(課題)、Action(行動)、Result(結果)の頭文字をとったフレームワークです。この戦略を活用して、面接時の質問に具体例を交えて回答し、会社が必要とするスキルと経験を有していることをアピールしましょう。多くの採用担当者や面接官は、「あなたが…した時のことを教えてください」や、「あなたが…に直面した時のことを教えてください」というように、適格性を問う質問をします。雇用主であれば、従業員に STAR を使って、会社で成功し、高いパフォーマンスを発揮するために必要なスキルや、性格的特徴を見出すことができます。
顧客課題ステートメントテンプレート
活躍するシチュエーション:
Ideation, Design Thinking, Product Management
会社は規模や業種を問わず、製品が顧客のニーズをどう満たすかを明確にすることにより、論理的に主張する必要があります。顧客課題ステートメントでは、魅力的なステートメントを作り出すのに役立ちます。どのようにして?顧客の考えや気持ちを深く掘り下げることにより、顧客が価値があると思うものを作成できる可能性が高まります。また、課題ステートメントでは、顧客に大きなメリットを提供するだけでなく、チームが明確に定義された共通の目標を認識し、その目標の達成感を味わうことができます。
喜・怒・哀によるふりかえりテンプレート
活躍するシチュエーション:
ブレインストーミング, アイデア出し, ふりかえり
スプリントの成功の可否は、目標やスケジュールの達成状況だけで評価したくなるものです。しかし、そこには感情がより重要な成功指標として存在しています。喜・怒・哀によるふりかえりは、チームのスプリント後の所感を探り、共有するための人気のある手法でもあります。これにより、ポジティブな点と懸念事項の両方が強調され、チームをどのように前進させるか決めることができます。このテンプレートを使用すれば、喜・哀・楽によるふりかえりを簡単に実行することができます。このふりかえりは、チームの信頼関係、士気、エンゲージメントの向上のために役立ちます。
カンバン フレームワーク テンプレート
活躍するシチュエーション:
カンバンボード, アジャイル手法, アジャイル ワークフロー
プロセスの最適化、フローの改善、顧客に提供する価値の向上が、カンバン方式によって実現できます。カンバンは、一連のリーンの考え方と実践(1950年代にトヨタ自動車の社員によって考案)に基づいており、無駄を省き、その他の多くの問題に対処し、問題を協力して解決することができます。シンプルなカンバンテンプレートを使って、すべての作業の進捗状況を綿密に監視すると同時に、自分自身や複数部門の同僚に作業を提示し、ソフトウェアの舞台裏を見える化することができます。