デシジョンツリー(決定木)テンプレート
意思決定に対して起こりうる複数の結果を検討、計画、予測しましょう。
デシジョンツリー(決定木)テンプレートについて
決定木とも呼ばれるデシジョンツリーは、チームが意思決定を固める前に、起こりうる結果や選択肢を大まかに示すことができます。
デシジョンツリーは中心課題から始め、リンクワードとボックスを使って 2 つの選択肢と意思決定による結果を視覚的に理解することに役立ちます。一連の意思決定作業が完了すれば、ツリーが示す形状から効果的な最終決定を下すことが可能になります。デシジョンツリーテンプレートを使用すれば、意思決定に時間とコストを費やす前に、意思決定の過程と起こりうる結果を戦略的に評価することができます。
デシジョンツリーテンプレートとは?
デシジョンツリーテンプレートとは、実行可能なすべての意思決定とその意思決定の結果をビジュアルを通して理解する際に役立つフローチャート(フロー図)の1つです。各「ブランチ」は、意思決定中に利用可能な選択肢を表します。
デシジョンツリーは、無限に拡張可能で、原因と結果によって決まります。ある結果によってが別のアクションが生じる場合は、ブランチを拡張することができ、その後またそのブランチを拡張する、ということが続いていきます。
デシジョンツリーテンプレートは、ソリューションに取り組む前に、選択肢とその結果を見極めるのに役立つため、最終的にマイナス面を最小限に抑え、プラス面を最大限に引き出した最善の意思決定を行うことができます。これは、現実世界の時間とリソースに不必要に取り組むのではなく、一連の意思決定を行い、それによって導かれる方向を確認できる定型化された世界を提供します。
デシジョンツリーが重要な理由
デシジョンツリー(決定木)テンプレートは、パワフルなツールです。チームはこれを使用して、予測や説明することができます。どちらの場合もデシジョンツリーを使用すれば、実際にリソースを投資することなく結果を視覚化し、シナリオを描くことができます。
スタートアップ企業や中小企業は、リソースに限りがあり、財政的な賛同を得るのが難しいので、デシジョンツリーは特に重要だと考えるかもしれません。エンタープライズ企業や大企業は、チーム全体や忙しい関係者にプレゼンする前に、デシジョンツリーを使用して選択肢を試すことができます。
デシジョンツリーを使用して、新製品が実行可能かどうか判断すれば、新しい市場の機会が広がり、また投資の可能性を検討することもできます。選択肢は無限にあり、順応性の高いツールです。唯一制限があるとすれば、それは自分の創造力です。
デシジョンツリーテンプレートを作成する方法
Miro ではマインドマップツールを使用して簡単にデシジョンツリー(決定木)を作成し、意思決定に必要な分析を行うことができます。以下でその作成方法を6つのステップに分けて見ていきましょう。
ステップ 1:質問を定義します。中央のテーマや答えようとしている質問を使って、デシジョンツリーテンプレートを始めましょう。例えば、どの会社と提携する必要があるか、などです。
ステップ 2:ブランチを追加します選択肢がいくつかあると想像しましょう。この例では、A 社または B 社と提携することができます。これらそれぞれの選択肢に対して、ノードから始め、リーフノードで終わる線を描きましょう。
ステップ 3:リーフを追加します。各ブランチの先端に、リーフノードを追加します。質問や選択肢があるリーフノードにラベルを付けましょう。各ステップでは、「if then」ステートメントの選択肢について考えてみましょう。
A 社と提携する場合、その後、どうなりますか?一つの選択肢は、A 社に対して強くポジティブな感情を抱いているので、顧客総数を増やす可能性があるものです。もう一つの選択肢は、A 社に強くネガティブな感情を抱いているので、顧客総数を減らす可能性があるものです。
B 社に対しても、このエクササイズを繰り返します。再度、「if then」ステートメントとして、リーフやノードを概念化します。
ステップ 4:さらにブランチを追加します。ブランチとリーフを使って、デシジョンツリーを作り続けます。必ずブランチやリーフにラベル付けして、記録しましょう。
ステップ 5:ブランチを終了します。ツリーの内のすべての質問に答えていることを確認します。つまり、遭遇した「if then」ステートメントすべてに対応してきたということです。ブランチを完成させましょう。
ステップ 6:関係者と再確認します。デシジョンツリーが完成したら、この機会に、すべての関係者がボードに参加していることを確認します。デシジョンツリーテンプレートは、実際の意思決定の分岐を模倣するように設計されています。このツリーを使用して、あらゆる選択肢について徹底的に話し合い、必要に応じて追加のブランチを作成します。
Miro では様々なマインドマップの例やテンプレートをご利用いただけます。テンプレートを使用して効率的なマインドマップ作成を実現しましょう。
ディシジョンツリー(決定木)を作成する方法
ディシジョンツリーテンプレートを使用すれば、ブランチやリーフを簡単に追加したりつなげたりして、あらゆる可能性をマッピングすることができます。 ディシジョンツリーを体系化するには、中心となるテーマや答えがほしい質問から始めると良いでしょう。リンクワードとラインを使って、決定につながる 2 つの選択肢を示します。 決断が下される場合は、もうひとつのボックスを使い、起こりうる結果を表示します。当初の課題に対処するための意思決定が最終的に下されるまで、このブランチ構造を追加しましょう。
優れたデシジョンツリーとは何ですか?
優れたデシジョンツリーでは、意思決定プロセスを簡単に視覚化し、評価することができます。問題を明確に提示することで、意思決定により起こり得る生じる結果を確認することができます。Miro の無料のデシジョンツリーテンプレートを使って今すぐ始めることができます。使いやすく、適応するのも簡単です。
オポチュニティソリューションツリー用テンプレート
活躍するシチュエーション:
Flowcharts, Product Management, Diagrams
問題の解決。成功した企業や生産性の高いチームは、そのノウハウを知っています。考えられる多くのソリューションを特定し、目指す成果につながるソリューションを判断することができます。その機能をオポチュニティソリューションツリーが提供します。このマインドマップは、プロダクトディスカバリーコーチのテレサ・トーレスがデザインしたもので、ユーザーのニーズに合った製品を提供するための機会を視覚的に細分化し、ソリューションの道筋をブレインストーミングすることにより、チームに効果的な方法を提供します。
デザインブリーフテンプレート
活躍するシチュエーション:
Design, Marketing, UX Design
デザインが素晴らしいものになるのは言うまでもなく、成功するためには、デザイン会社やチームが、プロジェクトの目標、タイムライン、予算、範囲を把握する必要があります。つまり、デザインには戦略的なプロセスを採用しますが、それにはまずデザインブリーフを作成する必要があります。この便利なテンプレートを使用してブリーフを作成すれば、企業とデザイン会社間の連携を図り、スムーズなコミュニケーションを確立することができます。これは、クリエイティブなプロジェクトの基盤であり、チームがこの過程で参照する信頼できる唯一の情報源です。
プロジェクトステータスレポート用テンプレート
活躍するシチュエーション:
プロジェクト計画, 戦略プランニング, プロジェクト管理
プロジェクトステータスレポートは、簡潔でタイムリーなドキュメントで、プロジェクトの関係者は何が、なぜ起きているかを把握し、情報を共有することができます。このドキュメントを作成し、チームメンバーを加え、タイムリーで適切なレポートを作成することもできます。プロジェクトステータスレポートでは、プロジェクト計画とプロジェクトの現状を比較することが理想的です。このレポートでは、問題が発生しても、目標を達成する方法を高レベルで追跡します。また、予算やガバナンスを管理する重役レベルのオーディエンスも読む可能性が高く、重要な問題に集中してレポートを作成するのに役立ちます。
データフロー図テンプレート
活躍するシチュエーション:
フローチャート, ソフトウェア開発, 図表作成
特に複数のコンポーネントがある場合、どのプロセスでも、非常に複雑になることがあります。データフロー図(DFD)テンプレートを使用して、プロセスの詳細を把握しましょう。DFD は、データフロー内のすべてのコンポーネントやシステム全体の要件を、簡単に視覚的に表現することができます。これはグロースチーム、データ分析者、プロダクトチームに最もよく使用され、複雑さに応じて 0、1、2 の 3 つのレベルのいずれかを使用して作成されます。このテンプレートを使用すれば、プロセスに最適な DFD を簡単に構築することができます。
SIPOC テンプレート
活躍するシチュエーション:
Agile Methodology, Strategic Planning, Mapping
SIPOC ダイアグラムは、サプライヤーとインプット仕様、顧客とアウトプット仕様、それぞれの間に存在する潜在的なずれを特定することで、プロセスを高レベルでマップ化し、プロセス改善の努力範囲を定義することができます。SIPOC は、Suppliers / Sources(サプライヤー / ソース)、Input(インプット)、Process(プロセス)、Output(アウトプット)、Customers(顧客)の頭文字をとった略語です。SIPOC は、顧客、サプライヤー、プロセス間のフィードバックループとフィードバックフォワードループを洗い出し、原因と結果に基づいて思考するよう促します。このビジュアルツールを使って、プロセスを最初から最後まで文書化しましょう。
ブルズアイ図テンプレート
活躍するシチュエーション:
プロジェクト管理, 優先順位付け, 図表作成
成長している組織にいると、すべての意思決定が運命の分かれ道であるかのように感じることがあります。そのせいで決断を下せずにいたり、優先順位をつけられない状態になったり、効率の悪い会議や士気の低下に至ることさえあるのです。そのようなシチュエーションに直面した時に、ブルズアイ図を活用しましょう。ブルズアイ図とは、その名の通り同心円を使ったダイアグラムで、企業が優先事項を設定したり、重要な決断を下したり、障害となるものを排除あるいは乗り越えたりするのに役立ちます。