666 ロードマップテンプレート
6 週間、6 カ月、6 年間で、製品のビジョンや戦略を計画します。
666 ロードマップ テンプレートについて
666 ロードマップは、3 つのタイムラインに取り組みます。ひとつは、長期的なビジョン。2 つ目は、計画を立てられるもの(柔軟であるもの)。3 つ目は短期の明確な計画です。
このロードマップは、Intercomで VP of Product を務めるポール・アダムス氏が作成したものです。アダムス氏は、よく使われる 2 年間または 18 カ月といったタイムラインは、短すぎて目先のことが見えないか、あまりに遠い未来のことなので不測の事態を切り抜けたり、市場を理解したりするのが難しいと考えていました。
666 ロードマップの詳細については、引き続き以下をお読みください。
666 ロードマップとは
666 ロードマップは、3 つの重要なタイムラインに焦点を当てて、制作したいものについて計画し、決断することをプロダクトマネージャーに促すものです。
次の 6 年:今から 6 年後は、どのような世界になるでしょうか?そして、今日の市場動向にどのような影響を及ぼすでしょうか?これらの質問は、チームに業界予測や将来について考える機会となるため、結果として製品開発の情報を伝えることになります。
次の 6 カ月:これは四半期ごとに更新できる、フレキシブルなタイムラインとして考えてみましょう。6 カ月間で、製品の 50-75%を構築することができます。25% が残りますが、これは予測できないものに影響を受ける可能性など考えられるでしょう。進歩することは可能ですが、状況が変わる場合もあります。それに応じて適応しましょう。
次の 6 週間:これらは、最も具体的な最優先事項、つまり 2 週間ごとに更新されるフレキシブルなタイムラインです。チームは、ほとんどの場合すべての詳細をここに見つけられます。デザインしたり、作成されるべきものについて精通している必要があるのです。
666 ロードマップ メソッドの成功は、プロジェクトマネージャーとそのチームが、日々の作業をこなしながらプロジェクトのビジョンや重要なマイルストーンを両立させることに左右されます。
666 ロードマップの活用方法
666 ロードマップは、プロダクトマネージャーとそのチームメンバが、週単位で仕事をこなすという現実に対処しつつ、実際的な計画を立てるのに役立ちます。
リーダーやアジャイル開発チームに 666 ロードマップを提示する必要性もあるかもしれません。賛同を得られるプレゼンテーションは、顧客のニーズと会社のビジネス目標との調和に自信があることを示す、優れた機会です。
ロードマップを切り離して考えるべきではありません。むしろ、プロダクトチームが取り組んでいる仕事のバックアップになる必要があります。プロダクトバックログで、イニシアティブをエピックに分割することで、ロードマップの目標をチームの進捗と結び付けることができます。このようなエピックを、必要条件やユーザーストーリーに分割しましょう。
プロダクトマネージャーは、チームや外部関係者に対して 666 ロードマップアプローチを調整し、2 つのタイムライン(20 年間のものと 6 カ月の枠組み)のみを考える代替案とすることができます。
666 ロードマップを作成する
666 ロードマップを作成するのは簡単です。Miro のホワイトボードツールは、この作成や共有に最適なキャンバスです。まず 666 ロードマップ テンプレートを選択しましょう。その後、以下の手順に従って作成します。
次の 6 年間で達成したい目標を記録しましょう。これらは、長期的な製品のビジョン目標です。2 週間ごとに更新して目標を的確にし、チーム全体と共有される情報源とすることができます。
次の 6 カ月間で達成したい目標を記録しましょう。これらは、新しい機能の実現など、四半期の目標です。関係者やチームが必要とする詳細だけを各列に記入します。アップデートについて人に聞くのではなく、ロードマップを参照するだけで現在の作業や長期目標を理解できるのが理想です。
次の 6 週間で達成したい目標を記録しましょう。これらは、簡単に定義できる日々のチーム目標です。品質保証や、機能のカスタマイズ実行などが含まれます。チームが長期目標と短期目標に集中できるように、タイムラインごとの目標は 6 つまでがお勧めです。
必要に応じて、各タイムラインの詳細を確認し、調整しましょう。必要に応じてボードの共有設定を更新して、全員がロードマップにアクセスできるようにします。更新(新しい変更の通知など)を自動化し、全レベルのチームメンバーや関係者と連携が途切れないようにするか、定期的なチェックインを設定して全員が意識を合わせ、意欲を高められるようにしましょう。
シンプルなプロジェクト計画テンプレート
活躍するシチュエーション:
プロジェクト計画, 戦略プランニング, プロジェクト管理
シンプルなプロジェクトは、チームにとっての北極星であり、プロジェクトの大きな質問に対する答えとなることでしょう。プロジェクト計画では、計画の性質、実行する理由と方法、プロセスの各ステップの実行方法、各ステップにかかる予測時間を説明する必要があります。プロジェクトマネージャーやチームリーダーは、このテンプレートでシンプルなプロジェクト計画を策定し、社内チームのプロジェクトや外部クライアントパートナーのプロジェクトに適応させることができます。
バイヤーペルソナテンプレート
活躍するシチュエーション:
マーケティング, デスクリサーチ, ユーザーエクスペリエンス
製品やサービスを購入し、愛用してくれるユーザーグループのような理想的な顧客がいます。しかし、その理想的な顧客にたどり着くには、チームや会社全体がその人物と連携する必要があります。バイヤーペルソナは、シンプルですが創造的な方法でこれを行います。現在の顧客や見込み客を半分架空の存在として表現することによって、製品の提供を形にし、「悪影響を与えるもの」を取り除き、成功に向けてマーケティング戦略をカスタマイズすることができます。
タイムラインテンプレート
活躍するシチュエーション:
オペレーション, フローチャート, プロジェクト管理
Miroのタイムラインテンプレートを活用して、タスクの計画や進捗状況の追跡をスムーズに行いましょう。プロジェクトを効率的に管理できるようになります。
製品ロードマップテンプレート
活躍するシチュエーション:
プロダクト管理, ロードマップ
製品ロードマップは、製品の今後のビジョンや進捗状況の共有に役立ちます。これは、戦略や優先順位に関して、管理者層、エンジニアリング、マーケティング、カスタマーサクセス、営業などのチームや重要な関係各所との認識を合わせるのに適した重要な資産です。製品ロードマップを使用することにより、今後のプロジェクト管理方法についての情報共有や、新しい機能や製品目標の詳細、新製品のライフサイクルの説明を行うことができます。製品ロードマップは、ニーズに合わせて自由にカスタマイズできるフレームワークですが、通常、開発する製品や、開発時期、各プロセスの担当者や関係者に関する情報が含まれます。
是正措置計画テンプレート
活躍するシチュエーション:
オペレーション, 戦略プランニング, プロジェクト管理
マネージャーや人事リーダーにとって、従業員の業績課題を記録することや、それを直接その従業員に話すことは、最も気が進まない仕事です。是正措置計画を使用すれば、専門の記述式フレームワークに記載することで、その困難なタスクをも少しは作業しやすくなります。そうすることで、プロセス、次のステップ、会話の詳細をすべて明確に記録することができます。このテンプレートでは、気の進まないコミュニケーションを排除し、期待値を調整し、従業員に段階的に指示を行うことができます。
DevOps ロードマップテンプレート
活躍するシチュエーション:
Documentation, Product Management, Software Development
DevOps チームは、常にコードを作成して、イテレーションし、ライブ状態で配信しています。このように継続的に開発を行っている中で、プロジェクトの進捗状況を常に把握するのは困難です。この DevOps ロードマップテンプレートを使用して、製品開発プロセスや組織の製品戦略の位置付けを詳細に確認しましょう。DevOps ロードマップでは、マイルストーンや関係性など、短期的に計画した開発および運用イニシアティブを共有します。このテンプレートは、製品、開発、IT 運用など、オーディエンスに分かりやすく、使いやすいフォーマットになっています。